2010年6月2日 雄パンダ「陽陽」初の自然交尾

2010年6月2日、雄のパンダ「陽陽」が雌パンダの「英英」と初めての自然交尾に成功したと、臥龍研究センター繁殖場から喜びのニュースが届きました。

「陽陽」は2001年10月に甘粛省白水江自然保護区に生まれました。子供の頃は体が弱く病気がちで、2003年11月28日に臥龍パンダ保護研究センターに救護されましたが、同じ年齢のパンダに比べ成長が遅くか弱い感じでした。当時2歳の頃の「陽陽」の体重は40kgしかなく精神状態も不安定でした。そこで研究員は「陽陽」が健康になるよう特別なプランを作りました。研究員と飼育員達の努力の結果、「陽陽」は順調に回復し、9歳になった今はすっかり健康になり、体重が80kgにもなりました。2010年3月、「陽陽」はマーキングや羊鳴き等の発情の兆候を示したため、研究員達は24時間体制で観察すると同時に「陽陽」のお相手を探し始めました。6月2日、研究員は「英英」が適切だと判断し、「陽陽」と「英英」を隣り合わせの檻に移動させました。「陽陽」は小柄で経験不足ですが、「英英」の誘導もあり、午前8時57分に初めての自然交尾に成功しました。  

日本パンダ保護協会

かわいいパンダを守ることから自然を、地球を、人類を守っていきたい。

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