2010年9月9日 神戸市立王子動物園のジャイアント パンダ、興興 (コウコウ)の悲報

神戸市立王子動物園で飼育しているジャイアント パンダ「興興(コウコウ)」(オス 14歳)が2010年9月9日(木)に亡くなりました。 コウコウは「旦旦(タンタン)」(メス 14歳) に発情の兆候が見られたため、9日午前9時ごろよりコウコウに麻酔をして採精を試み、終了後、麻酔からの覚醒中に心肺停止の状態となり、様々な蘇生措置をおこないましたが、午前12時00分に亡くなったということです。 現在のところ、死亡原因は調査中で不明です。

コウコウとタンタンは、日中共同飼育繁殖研究の目的で2000年7月より10年間の予定で飼育展示されていましたが、2010年6月に2015年までの研究期間の延長が決定していました。 コウコウ、中国名「龍龍(ロンロン)」は、1995年9月14日 臥龍中国パンダ保護研究センターで生まれの14歳で、先に来園していた初代コウコウ、中国名「錦竹」が性成熟不全のため中国に帰ることになり、二代目コウコウとして、2002年12月9日に王子動物園に来園しました。コウコウは優しい性格で人懐こく皆に愛されていたそうです。 

心よりご冥福をお祈りいたします。

※ 当協会からも、会長 田中光常氏より協会を代表して、心ばかりのお花を送らせていただきました。

日本パンダ保護協会

かわいいパンダを守ることから自然を、地球を、人類を守っていきたい。

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