2010年7月20日 「臥龍飼育パンダ野生化訓練第2期プロジェクト」スタート
2010年7月20日、4頭の交尾済の雌パンダは臥龍パンダ保護研究センター雅安碧峰峡基地から臥龍核桃坪野生化訓練基地へと移されました。これにより「飼育パンダ野生化訓練第2期プロジェクト」が正式にスタートしました。核桃坪野生化訓練基地には十分な竹や笹があり、気候や地形も良好で、なおかつ飼育と救護施設が完備されており、飼育パンダの野生化訓練要求にすべて満足しています。
一か月前、臥龍パンダ保護研究センターは都江堰市で「飼育パンダ野生化訓練第2期プロジェクト」研究会を行いました。臥龍パンダ保護研究センターは専門家の意見を聞いてプロジェクトの準備を十分にしました。そして、雌パンダの「紫竹」、「英萍」、「草草」、「張カー」がこのプロジェクトの主人公に選ばれました。選ばれたパンダ達は健康な成年パンダであり、キョウライ山脈と岷山山脈出身で野生生活の経験があります。また、うち3頭が子育て経験を持っています。
初期の段階では、研究員が雌パンダ達の行動により、妊娠状態、出産前の行動、巣作り、出産、赤ちゃんの面倒を見て赤ちゃんの成長等を観察します。このプロジェクトは、来春赤ちゃんパンダが野生環境にスムーズに適応することを目的としています。次の段階では、赤ちゃんパンダが野生生活の経験があるお母さんパンダと一緒に暮らすことで、野生の生存能力の向上を中心に据えています。人間との接触は一切禁止され、研究員は特性のパンダの着ぐるみを着て接近します。適切な時期に天敵の声や、匂いを投入し、訓練を強化させます。これは、将来子パンダの野生での生存率を高めるのが目的です。そして、最終的にはパンダを野生に放して自力で生活が出来るようになることが目的です。
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